Googleは6月1日、出版社に対してオンライン電子ブックの新たな販売方法を年末までに提供すると発表したという。電子書籍といえば、Amazonの「Kindle」であるが、Googleはデバイスに依存しないWeb環境があればどこからでも、自分の電子ブックにアクセスでき、新たな書籍を購入できるというモデルである。これは、Amazonが推し進めてきた、本に似せた専用の端末を販売する戦略と大きく異とするものである。
「グーグル、電子ブック販売事業の計画を明らかに」
http://computerworld.jp/topics/google/148569.html
そもそも、Amazonは小売であり、Googleは情報を販売しているということで、大きな戦略の差を生んでいるのだろう。例えば、Appleも電子書籍に参入するのでは?という話題になったときも、やはり戦略はAmazonと同様の専用の端末で、またはipodやiphoneでの利用を念頭におく戦略であった。
それに対して、Googleは専用の端末というものは必要とせず、あらゆるデバイスで利用できる情報のプラットフォームの構築を目指しているのである。
その点では、あらゆる情報を整理するということで、ネットでは飽き足らず、リアルな書籍をも検索できるGoogle Booksのときから想像できたものである。これを、個人が簡単に所有できるようにするというものである。
そして、記事の中でも触れられていたが、Googleは書籍を定価で販売するのではと予想されている。それというのも、現在は書籍の検索などで非常に緊張した関係にあること、だけではなくGoogleの大きなサービスの性質によるものであるといえるだろう。
そもそも、Googleのサービスは常に安い、むしろ無料という印象がある。しかしながら、必ずしもGoogleはドンキホーテのような激安を売りにしているわけではない。むしろ、どこでも、いつでも、便利に使えるというもので、常に最安というのは、一部のサービスでの幻想であろう。
広告を読めば無料というサービスをインターネットが誕生してから存在してもので、それを打ち破っているわけではない。Googleは、どこでも、いつでも、便利に使えるコンビニ的存在である。圧倒的な規模、物量を動かすバックや画期的な制御機能を有した、ネット業界のコンビニということである。
なので、イメージとして定価の書籍販売という戦略も非常にしっくりきた。
話が、少しずれてしまったが、Googleの戦略の中で、電子書籍の分野に乗り出すことは全く予想通りであり、驚くものではないが、コンビニが多くの書店をつぶし、全国TOPの本屋になったように、Googleがネットでそれを実現するかが非常に楽しみである。
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